ING STYLE FURNITURE

アンティークソファの歴史

高級ソファー通販のイグスタイルファニチャー > コラム > アンティークソファの歴史

アンティークソファの歴史

ソファは人類の文化の中でも、安心できる空間や、よりカジュアルな空間を演出するものとして大切にされてきました。
現代においてもその役割は変わっておらず、古くに確立されたデザインが長く続けられるようになっています。
中でもアンティークソファと呼ばれるようなふるいものは非常に価値のあるものです。
かつては人工皮革などを作る技術が未熟であったため、アンティークソファとよばれるものの多くは本皮張り、もしくは布張りです。
しかしこうした素材は非常に劣化がしやすいという問題があります。
本皮であれば乾燥でひび割れてしまったり、人が座って圧力をかけられることで変形してしまうこともあります。
そして布張りであれば虫害や退色といったようなトラブルがつきものです。
保存状態に優れたアンティーク製品であれば、数万円から数十万円以上、歴史的に価値があるものと認められれば、博物館に展示されるようなクラスのものもあります。
ではこの「アンティークソファ」にはどのような歴史があったのでしょうか。
まずその起源ですが、これに関してはいまひとつ明らかとされていません。
古くまで遡れば古代ギリシアに、木や石でできた長椅子が存在していましたが、それが現在にあるものの原型であるかといわれれば定かではありません。
現代のように肘掛がついた布張り、もしくは革張りでつくられたものが登場し始めたのは比較的最近、18世紀フランスのことです。
座面と背面に詰め物をして、それを布や革で覆ったソファは、快適な会話の空間を演出するためのかぐとして、貴族などの富裕層を中心に、宮殿や邸宅に広がりはじめました。
この時期のものはルイ13世様式と呼ばれており、豪奢なものが非常に多くありました。
ですがその後のルイ14世様式になると、豪奢なものよりもシンプルで実用性が高いデザインが好まれるようになり、さらに後のルイ15世様式となると背もたれが曲線を描き、背中にフィットするような意匠が凝らされるようになり、軽量化が行われるなどの変化が起きるようになっています。
そこから時代が流れてフランス革命後の時期には、かつてまでの「フランスの伝統」として扱われていた意匠が好まれていたという環境が大きく変わります。
ローマや古代エジプトといったような過去の大国が持っていたデザインと、紫色や緋色といった奥深い色を使った、弾力性のあるものが好まれるようになったのです。
そして1920年代以降は製造技術の向上も手伝い、多くの人がソファを利用できるようになったということから、デザインなどは多様化してくることとなります。
アンティークと呼ばれるようなものを購入するのであれば、こうした歴史を事前に把握しておくと、それがどのような時代に作られたものなのかということを推察できるようになるでしょう。

次の記事へ